伊賀上野城について

筒井定次の城

天正13年(1585)に筒井定次が平楽寺・薬師寺のあった台地に近世城郭としての伊賀上野城を築きました。菊岡如幻の『伊水温故(いすいうんご)』によれば、城は高丘の頂上を本丸とし、東寄りに三層の天守閣を建て、城下町は古くから開けた北側(現在の小田町)を中心としました。
慶長13年(1608)6月、筒井定次は改易となりましたが天守閣は、寛永10年(1633)頃に倒壊したと推定されます。

訪れる度に楽しめる都

伊賀上野城

IGAUENO TEMPLE

慶長13年(1608)8月、徳川家康は、伊予の国(現在の愛媛県)宇和島城主であった藤堂高虎に、伊賀の国10万石・伊勢の内10万石、伊予の内2万石、合わせて22万石を与え国替えさせました。

藤堂高虎の城


伊賀焼(いがやき)

IGAYAKI

伊賀焼(いがやき)は、三重県伊賀市周辺で作られる陶磁器で、国指定の伝統工芸品です。耐火性に優れていることから、土鍋や耐熱食器などとして知られています。

伊賀市阿山郡の槙山や丸柱周辺、上野市や名張市などが主な産地